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アスベスト含有物件の見分け方のポイント

発ガン性のある危険な物質、アスベストを含有した建材は製造が禁止となっています。しかしながら、現在でもアスベストを含有した屋根材などが使用された建物は数多く残っているのです。専門家以外の目でははっきりと見分けられないと言われていますが、ここでは個人でも調べられる方法をご紹介しています。

アスベスト含有物件かココをチェック!

ロックウール(岩綿)などとほとんど見た目が同じであるアスベストは、実際に自分の家に使用されているかどうかは、素人ではなかなか判別がつきません。最終的には専門家による調査が必要となるでしょう。

しかし、専門家による調査の前に、自分でもアスベストが使用されているか調査する簡単な方法もあります。

建設された年代を確認する

2004年、アスベストを含む製品の出荷が原則禁止となりました。よって、2004年以降に建てられた家の建築資材にはアスベストは含有されていないということになります。

注意が必要なのは、1970年から1990年代にかけて立てられた建物です。こちらは国土交通省の資料によると国内におけるアスベストの使用がピークだったと言われています。まずは、自分の家が建てられた年代を確認してみましょう。

設計図書を確認する

家を新築した際にもらえる「設計図書」が保管されている場合は確認しましょう。建物の断面図と言える「矩計図(かなばかりず)」のほかに「仕上げ表」「特記仕様書」などがあるはずです。そこには建物に使用されている建材名や商品名などが記載されています。

メーカーのホームページのほか、国土交通省、経済産業省で公開されている「石綿(アスベスト)含有建材データベース」から、石綿が含まれている建材の商品名や、製造年等を照合してください。

屋根材で確認する

屋根材は、「瓦」「スレート」「金属」の3種類が主です。この中で「スレート」と粘土瓦以外の「瓦」にアスベストが含まれている可能性があります。瓦と言っても釉薬(陶器)瓦や素焼き瓦、いぶし瓦にはアスベストは使用されていません。

商品名や製造番号など屋根材に関する詳しい情報がわかれば、国土交通省のホームページやロックウール工業会、日本石綿協会などのホームページから確認できます。

アスベスト調査業者に依頼するのが確実

以上のように、一般の人でも屋根材にアスベストが使用されているか確認できる方法はあります。しかしながら、絶対ではありません。一番確実なのはやはり、専門の調査機関に依頼する方法です。

アスベスト調査会社は多々ありますが、会社ごとに検査の精度や検査体制などが大きく変わりますので、事前にネットでしっかりと調べたり、住宅会社や解体業者に優良な会社を紹介してもらいましょう。

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※2 参照元サイト名:太平産業公式HP
参照元URL:https://asbestos-nagoya.com/fee